米ブラックロック、運用資産1兆ドル減 3月末

2020/4/17 6:22
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【ニューヨーク=伴百江】新型コロナウイルスの感染拡大に伴う金融市場の混乱で、資産運用最大手の米ブラックロックの運用資産が急減した。16日に発表した2020年1~3月期決算では、運用資産総額が3月末時点で6.4兆ドル(約689兆円)と、過去最高だった2019年末の7.4兆ドルから約1兆ドル減った。コロナ危機の広がりに伴い、株式などの金融資産価値が大幅に減少したのが響いた。

ブラックロックの資産総額は急減した=ロイター

運用資産総額は19年3月末(6.5兆ドル)と比べると1%減少した。20年1~3月期の純利益は8億ドルと前年同期比23%の減少となった。1株利益は5.15ドル(前年同期は6.61ドル)。運用資産の縮小や投資からの損失が収益を圧迫した。

株式相場の急落など金融市場の混乱を受けて、機関投資家や個人投資家からの資金流出が加速したが、上場投資信託(ETF)などへの資金流入が相殺して、収入は37億ドルと11%増加した。広範な金融商品をそろえ、投資家に分散投資を可能にしたことが奏功した。

資金流入額は、代表的なETFであるiシェーアズが138億ドル、「キャッシュ・マネジメント」と呼ばれる現金に準じる金融資産は525億ドルに達した。これらが他の金融商品からの資金流出を相殺し、全体の資金は350億ドルの純流入だった。

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