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NTT提唱の「光」構想、マイクロソフトや富士通も参加

NTTソニー、米インテルが中心となり消費電力が100分の1で済む半導体開発などを目指す研究機構は16日、新たに米マイクロソフトや富士通が参加すると発表した。4月下旬から研究活動を本格化することも合わせて発表、2030年ごろの実用化を目指す。NTTは国内外の有力企業と協力することで、米グーグルなど米IT大手に対抗することを目標にする。

NTTは昨年夏にあらゆる分野に光技術を取り込む「IOWN(アイオン)」構想を発表。光でデータ処理をすることで電気信号への変換ロスをなくす。情報伝達の高速化や情報処理にかかる電力消費を大幅に減らせるとしている。デジタル社会と現実社会の融合という新たな社会の到来を提唱している。

研究開発に向けてソニーと米インテルが賛同、「IOWN Global Forum(アイオン グローバル フォーラム)」というフォーラムを設立した。同フォーラムには国内外で170の企業が参加に関心を示しているという。異業種ではトヨタ自動車が参加する。今回、マイクロソフトや富士通、台湾の中華電信などが加わることが決まった。

フォーラムでは研究開発の達成に向けて各種ワーキンググループを設置、各社が分担して実用化を進めていく。30年までに75の技術を確立、商用化するために50の実証実験を実施する計画だ。

NTTはIOWNを次世代通信規格「5G」に続く6G時代の世界標準に育てることを目指す。NTTとしても構想実現に向けて、21年に大容量でもデータのやりとりに遅延が少ない通信方式を確立する。超高速で低遅延のクラウドコンピューターの開発やエネルギー効率の飛躍的な向上を目指す研究に取りかかる。4つの技術領域で開発スケジュールを示したロードマップを作成、実現を目指していく。

世界ではインターネットエコノミーが進展した結果、通信を基盤としたサービス開発の主導権は米IT大手の「GAFA」が握る。NTTは今回の構想を軸に巻き返しを狙う考えだ。ただ、主導権の奪還には技術開発以外の要素も絡む。異業種との連携でこうした課題を解決できるかが鍵になる。

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