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韓国総選挙、革新与党が圧勝 文政権のコロナ対策を評価

(更新)

【ソウル=恩地洋介】15日投開票の韓国総選挙(定数300)は、革新系与党が圧勝し、単独で法案を処理できる180議席を確保した。革新系政党が単独で過半数の議席を得たのは2004年の総選挙以来16年ぶり。新型コロナウイルスの感染拡大を抑えた文在寅(ムン・ジェイン)政権の対応が評価を得た。保守系野党の未来統合党は議席を減らし、党代表も落選した。

総選挙は16日午前、全300議席の当選者が確定した。与党「共に民主党」は小選挙区で163議席、比例代表政党の「共に市民党」は17議席を獲得し、合わせて180議席となった。強みであるソウル市や京畿道など首都圏で議席を拡大した。

韓国総選挙で当選した与党「共に民主党」の李洛淵前首相(15日、ソウル)=聯合・AP

共に民主党の李海●(たまへんに贊)(イ・ヘチャン)代表は16日午前の記者会見で「選挙結果に重い責任を感じる。コロナを克服し経済危機に積極対応する」と勝利宣言した。国会議長や主要な常任委員長のポストを得て、議会運営の主導権を握る巨大与党が誕生する。

韓国議会には与野党が対決する法案は6割の賛成がなければ上程できないルールがある。180議席あれば、与党単独での上程や採決が可能となる。文政権は検察改革や南北融和などの目玉政策の実現に取り組むとみられる。22年の次期大統領選に向けても、与党への追い風となる。

保守系の未来統合党は小選挙区が84議席、比例政党の未来韓国党は19議席で計103議席にとどまった。改選前の112議席から大きく後退した。

ソウル市の選挙区から出馬した統合党の黄教安(ファン・ギョアン)代表は、事実上の一騎打ちとなった与党の李洛淵(イ・ナギョン)前首相に敗れた。黄氏は15日夜に「国民に信頼を与えられなかった。責任を取り全ての党職を辞任する」と敗北を認め、代表を辞めると表明した。

選挙戦では与党が「国難の克服」を掲げて、文政権の新型コロナ対策への支持を訴えた。文政権は感染者数の減少で成果を上げ、給付金の支給やマスクの安定供給に関する対策を矢継ぎ早に打ち出した。保守系野党側は「文政権への審判」と位置づけ、経済政策や安全保障を争点に設定する戦略を描いたが失敗した。

投票率は66.2%(暫定値)と1992年以来の高水準だった。

韓国総選挙の開票作業が進む(15日夜、ソウル市)=共同
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