日本株、円高が重荷に 輸出関連に売り目立つ

2020/4/15 23:00
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15日の東京株式市場で円高が日本株全体の重荷となった。円相場が一時1ドル=106円台と2週間ぶりの水準に上昇し、輸出関連株で下げが目立った。前日の米ダウ工業株30種平均が558ドルの大幅高となったのに対し、日経平均株価は小幅反落。日経平均は前日に大幅上昇していただけに、円高と輸出株の下げが利益確定の売りも誘った。

15日の輸出関連株をみると、日産自動車が2%安、日本板硝子が3%安となった。22日にも欧州での生産再開をめざすトヨタ自動車も一時1.5%安まで下げた。

海外売上高の比率が高い銘柄で構成する「日経平均外需株50指数」の下げ幅は0.8%と、日経平均(0.5%)よりも大きかった。auカブコム証券の河合達憲氏は「このところ短期売買が株価を主導しており、円高が利益確定の材料にされた」と指摘する。

米連邦準備理事会(FRB)の大規模な資金供給で足元のドル需給が緩み、外国為替市場ではドル安が進む。通貨の総合的な実力を示す実効為替レートの「日経通貨インデックス」でみると、ドルは3月17日以来1カ月ぶりの安値水準。「ドル安に加速が付くと日本株が一段と弱い動きになる可能性がある」(松井証券の窪田朋一郎氏)という。

新型コロナウイルスへの警戒感も強い。国際通貨基金(IMF)は14日、2020年の世界経済の成長率予測をマイナス3.0%とした。国内外で外出自粛による経済活動の停滞は続いていることに注意が必要だ。

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