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コロナショックの投信への影響は(投信ランキング)

3月の金融市場は、新型コロナウイルスの感染拡大による影響で世界景気の減速懸念が強まり、国内外の株式相場は大きく下落。投資信託市場でも、多くのファンドが大幅に値下がりした。

3月の月間騰落率(分配金再投資ベース)をみると、ETF(上場投資信託)とブル・ベア型を除く国内公募追加型株式投資信託5754本のうち、騰落率がマイナスのファンドは5472本となり、全体の9割以上が値下がりした。騰落率ランキングの下位は、MLP(マスター・リミテッド・パートナーシップ)などを組み入れたエネルギー関連ファンドが多数を占めた。MLPとは、エネルギー事業を主な収益源とする共同投資事業形態で、米国の金融商品取引所に上場している。

個別ファンドの1カ月騰落率下位ランキングでは、首位の「資源ツインαファンド(通貨選択型)ブラジルレアルコース」が59.30%、2位の「米国MLPファンド(毎月分配型)Bコース(円ヘッジなし)」が49.81%、3位の「米国エネルギーMLPオープン(毎月決算型)為替ヘッジなし」が49.35%の下落となった。

下位ランキング1位の「資源ツインαファンド(通貨選択型)ブラジルレアルコース」は、米ドル建ての原油先物、金先物に投資し、オプション取引を組み合わせたカバードコール戦略で収益獲得を目指すファンド。2位、3位のファンドは、MLPを主要投資対象としたファンドだった。コロナショックで原油などエネルギー需要の減少観測が強まったことに加えて、主要産油国による3月の協議で協調減産交渉が決裂したことなどから、原油価格が大きく値下がりした。その結果、エネルギー関連ファンドの基準価格も大幅に下落した。

(QUICK資産運用研究所 木下敏秀)

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