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「就活厳しくなる」学生の8割 民間調査、前年比3倍超

大手就職情報会社のマイナビ(東京・千代田)が実施した2021年卒業予定の学生向け調査によると、就活が厳しくなると考える学生は8割超にのぼり、前年同月比で3.7倍に増加した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、企業の説明会が相次ぎ中止になるなど学生の活動が制限されている。学生優位の「売り手市場」は一変し、危機感を持っている姿が浮き彫りになった。

調査は3月25~31日に2021年卒業予定の全国の大学3年生と大学院1年生を対象にインターネットで実施。2184人から有効回答数を得た。

先輩と比較して自分たちの就職活動が楽になるか、厳しくなるか聞いたところ「かなり厳しくなる」「多少厳しくなる」と回答した人の合計は前年同月比61ポイント増の83%に達した。

理由としては91%が「新型コロナ流行の影響があるから」を挙げた。また「景気が悪い(悪くなる)と思うから」(52%)、「企業の採用人数が減ると思うから」(43%)など、景況感の悪化を懸念する傾向がみられた。

例年3月は企業の採用活動が本格化し、合同企業説明会や個別企業セミナーが開かれるが、今年は新型コロナの影響で相次ぎ中止された。3月時点で活動状況を聞いたところ「個別企業セミナーに実際に参加した」と答えた人は31ポイント減の56%と大きく減った。一方「ライブ形式のウェブセミナー」は72%、「録画されたセミナーをウェブ上で視聴した」は76%に達した。

直接企業と接触する機会は減っているものの、多くの学生がウェブを通じて情報収集をしていることがわかった。ウェブ面接についても、ライブ形式で40%、録画形式で16%が3月中に経験していた。

3月の平均エントリー社数は14.5社で2.8社減った。一方、エントリーシート提出社数は0.3社増の7社、通過した会社数は0.3社減の2.8社とほぼ昨年並みだった。企業との接触の機会は減ったものの、効率的に活動している様子がみられた。

1次面接を受けた割合は66%、最終面接を受けたのは27%で、前年同月と大きく変わらなかった。夏や冬に開かれたインターンシップ(就業体験)に参加した学生向けの早期選考が影響したようだ。

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