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冷食出荷額0.5%減 19年、2年連続で減少

日本冷凍食品協会(東京・中央)は15日、2019年の冷凍食品の国内工場生産・出荷額(速報値)を発表した。出荷額は前年比0.5%減の7131億円で、2年連続で前年を下回った。一部商品の値上げが浸透せず出荷額は減少したが、共働き世帯の増加による時短需要などを背景に過去最高に近い高水準で推移している。

出荷額は家庭用が1%減の3160億円、業務用は0.2%減の3969億円だった。一方で生産数量は159万7319トンと0.6%増え2年ぶりに増加に転じた。家庭用(1%増)、業務用(0.4%増)とも前年を上回った。「出荷額は過去最高だった17年(7172億円)と比べなお高水準にある」(調査担当者)という。

足元では新型コロナウイルスの影響で冷凍食品の需要が高まり、家庭用は大きく販売を伸ばしている。一方、業務用は営業を自粛するなど外食向けが振るわない。同協会は「全体の出荷額がどうなるかはまだ読めないが、家庭用と業務用の差は広がっている」(同)と話している。

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