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米J&Jの1~3月期、純利益55%増 通期予想は引き下げ

【ニューヨーク=西邨紘子】米医薬・日用品大手のジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が14日に発表した2020年1~3月期の連結決算は、純利益が前年同期比55%増の57億9600万ドル(約6200億円)だった。新型コロナウイルス流行を受けた買いだめが市販薬や日用品の販売を押し上げた。

一方、4~6月期にかけて景気悪化や不要不急の手術先延ばしなどマイナス影響が顕在化すると見ており、20年通期予想は引き下げた。1~3月期の純利益急増は、減損や事業買収・売却など特殊要因も大きかったが、実質ベースの1株利益も1割増えた。

同社は21年1~3月期にも新型コロナのワクチン供給開始を目指し、開発を進めている。同ワクチンは「非営利ベースで提供する」としており、収益への貢献は不透明だ。

1~3月期の連結売上高は3%増の206億9100万ドルだった。ベビー用品や大衆薬を含む「消費者向け」が9%増。新型コロナ患者向けに解熱剤「タイレノール」などの需要が伸び、米国が21%増収とけん引した。「処方薬」もがん向けなど主力薬に加え、新型コロナの治療で肺高血圧薬の引き合いがのび売上高が9%増えた。

一方、人工関節やカテーテルなど、手術用医療器具などを扱う「医療機器・診断器具」は8%減。欧米を中心に医療機関が不要不急の手術などを先延ばししている影響が出た。

J&Jは4~6月期には「医療機器」部門の落ち込みが加速し、年後半に回復に向かうと予想する。20年12月通期の業績見通しは為替などの影響を除いた実質ベースの売上高で前期比3%減~0.5%増の範囲とし、同5~6%増としていた1月時点の見通しから引き下げた。

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