北九州のアンサー、住宅無償提供 コロナの失業者に
住宅建設のアンサー倶楽部(くらぶ、北九州市)は14日、新型コロナウイルスの影響で失業した人を対象に住宅の無償提供を始めると発表した。同社が北九州市内で管理する築約30年のアパート2棟に10室を用意。5月1日にも入居できるようにする。収入がなくなり、自宅を離れなければならない人を支援する。どこに住んでいる人でも申し込み可能だが、入居に当たっては同社の審査がある。
アンサーは新型コロナの影響で勤め先が倒産したり、解雇されたりした人に対し、約20~25平方メートルのワンルームと2Kタイプの部屋を12月末まで提供する。申し込みは同社サイトで受け付け、本当に職を失ったかなどを確認する簡単な審査を受かった人から順次入居する仕組みだという。
担当者は「人員削減のニュースや政府の緊急事態宣言をみて、地域貢献したいと考えた」と話す。入居中の光熱費と火災保険費は、入居者の負担となる。
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