埼玉県、GW明けに感染者1000人超を想定し対策
埼玉県の大野元裕知事は14日の記者会見で、新型コロナウイルスの県内感染者が5月のゴールデンウイーク明けに千人を超える想定で対策を進めていることを明らかにした。大野知事は「感染がすぐに終息するのが望ましいが、行政は最悪のケースを想定して動く必要がある。想定を意識し、対策に取り組みたい」と述べた。
同県の感染者数は14日午後2時現在で433人。最近では所沢市の病院などで十人前後の規模のクラスター(感染者集団)も複数発生し、予断を許さない状況が続く。県は5月初旬までの感染者数が千人を超え、そのうち最大で2割程度が重症化する危険性があると想定。これまで通り感染防止の徹底を県民や事業者に呼びかけるとともに、重症患者向けの病床、軽症患者を移送する施設を確保する。