大阪市長、十三市民病院を「コロナ中等症患者の拠点に」
大阪市の松井一郎市長は14日、市立十三市民病院(大阪市淀川区)を新型コロナウイルスに感染した患者の専門病院とする意向を明らかにした。酸素吸入などが必要な「中等症」の感染者を集中的に受け入れる考え。今後、一般の入院患者を周辺の医療機関に移し、中等症患者を段階的に受け入れる方針だ。
松井氏は同日、記者団に対し、「重症患者は大阪市立総合医療センターなどで、軽症者はホテルで対応しているが、中等症患者の受け入れ先が切迫している」と指摘。「酸素吸入などの設備もある十三市民病院を中等症患者を治療する拠点としたい」と表明した。
十三市民病院には263床あり、新型コロナの感染者や一般の患者が入院している。松井氏は「今は(十三市民病院の)入院患者を周辺の医療機関へ移すよう調整している。空いた病棟から段階的に患者を受け入れたい」と述べた。

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