ホクト、シイタケ栽培でAIロボット導入

2020/4/14 18:54
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キノコ生産大手のホクトはシイタケ栽培で人工知能(AI)を搭載したロボットを導入した。形の良いものを選別する「芽摘み」の作業用で、小諸きのこセンター(長野県小諸市)に6台設置した。栽培過程で蓄積したビッグデータを活用して良質なシイタケを選ぶ。人手に頼りがちだった作業をほぼ自動化することで、省力化と生産効率の向上を目指す。

ホクトが導入した芽摘み用ロボットは、ビッグデータなどを活用して瞬時に良質なものを選別する

新開発したのは「3Dビジョン芽摘みロボット」で、十数秒でシイタケを選別する。従来は芽摘みに30人の従業員を配置し、1回の作業に1人あたり2分程度を要していた。従業員はロボットの補助をするだけでよく、対応は6人で済む。

選別にはビッグデータを活用する。ロボットのセンサーやカメラを使って大きさや形、色を3D化し、過去に蓄積したデータと照合して良質なものを抽出する。選別した後はシイタケの場所などを正確に把握しながら、刃物で不必要な芽を刈り取る。

芽摘みの際に取得したデータも栽培工程で応用する。良質なシイタケができた条件などを分析し、栽培部屋における光の当て方や風の流れを工夫する。同社は「将来的には工場全体を自動で最適化する仕組みも開発したい」としている。

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