インサイダー疑義で社長辞任、オウケイウェイヴ
質問サイトのオウケイウェイヴは14日、松田元・社長による自社株売却行為がインサイダー取引にあたる可能性があるとして、第三者委員会による調査を始めたと発表した。同社は今年初め資金調達に関する検討をしていたが、そのさなかで松田氏が自社株を売却していた。松田氏は27日付で社長を辞任する。福田道夫取締役が社長に就任する。
同社によると、松田氏は今年2月中旬から3月上旬にかけて、保有する株式計35万株を売却した。同社は当時、過去に発行した新株予約権付社債をめぐり、債権者への約5億円の償還期限が迫っており、償還猶予を求めるか検討していた。
松田氏の売却については当時社内で検討したものの、「インサイダー行為にあたらず、不当な利益を得る目的ではない」と承認していた。しかし、売却後に外部企業から「金融商品取引法に抵触する可能性がある」と指摘があったという。
第三者委は株式売却や当時の社内手続きが適切だったか議論し、5月18日までにまとめる。第三者委は田村有加吏弁護士らが務める。
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