千葉県市川市、休業要請応じた企業 最大20万円支給
千葉県市川市は14日、新型コロナウイルス感染拡大を受けた経済対策として、総額60億円の独自支援を実施すると発表した。県の休業要請に応じたり、イベントを中止したりした中小企業や個人事業主に20万円を上限に給付金を出す。県の支援策が明示されないなか、市内の企業が感染防止に協力できる環境を整備する。
業績に打撃を受けた中小企業の資金繰りも支援する。2000万円を上限とし、融資実行から3年分の利子や信用保証料を最大全額補助する。
家庭への支援も盛り込んだ。前年度の収入が500万円以下で、かつ2割以上収入が減った場合、住民税に相当する額を支給する。公立小中学校等の生徒で、学校から学習動画等の配信が受けられる環境が整っていない家庭にはタブレットなどを貸し出す。
財源は市内の野球場の改修費や道路工事など先送りできるものを選定し、捻出する予定だ。