タイ、医療用品の投資誘致強化 新型コロナで品不足

2020/4/13 21:12
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【バンコク=岸本まりみ】タイ投資委員会(BOI)は13日、医療分野での投資誘致を強化すると発表した。医療機器や医薬品、診断キット、マスクに使う不織布などの生産に投資する企業に対し、法人所得税の減免期間を延長することなどを軸とする。タイでは新型コロナウイルスの流行で医療用品の供給体制の不備が浮き彫りになっていた。

タイのドラッグストアでは「マスク売り切れ」の貼り紙が目立つ(2月、バンコク)=
小高顕撮影

1月1日から6月30日までの間に生産を始めた企業が対象。従来の3~8年の法人所得税の減免に加え、さらに3年間、法人所得税を50%引き下げる。また、年内に医療機器を製造する機械を輸入する場合、輸入関税を免除する。

医療用品の原材料生産も後押しする。医療用アルコールの製造については法人所得税を8年間免除。マスク用の不織布は法人所得税の免除期間を3年から5年に延長する。

ドゥアンチャイ長官は「医療分野の対策は、新型コロナウイルスへの迅速な対応を可能にすると同時に、長期的な発展への道を開くことを目的としている」と述べ、タイを東南アジア地域の医療ハブにしたい考えを示した。

同日公表した1~3月のタイへの国外からの直接投資(FDI)申請額は前年同期比67%減の274億2500万バーツ(約905億円)だった。国別では日本が首位で、中国、香港が続いた。

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