イスラエル大統領、組閣期限の延長を拒否

2020/4/13 0:18
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【イスタンブール=木寺もも子】イスラエルのリブリン大統領は12日、中道野党連合トップ「青と白」のガンツ元軍参謀総長が求めた組閣期限の延長を認めない考えを示した。ガンツ氏側と暫定政権を率いるネタニヤフ首相の右派与党「リクード」との連立交渉が難航し、13日までの期限を延長してもガンツ氏主導の組閣は困難と判断したもようだ。

リブリン大統領は組閣期限延長を求めたガンツ氏の要請を拒否した=ロイター

中道野党連合「青と白」のガンツ氏は3月に行われた総選挙後、リブリン氏から組閣要請を受けていた。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、「挙国一致内閣」への参加を表明し、いったんはネタニヤフ氏から2021年9月に首相職を譲り受けることで合意したが、裁判官の任命方法などを巡る対立が解消できなかった。

ガンツ氏は13日の期限ぎりぎりまで交渉を続けるとしているが、収賄罪などで起訴されたネタニヤフ氏との合流方針に転じたことで「青と白」は分裂し、求心力は低下している。

このまま期限切れを迎えた場合、リブリン氏は3週間の期限で国会に新首相候補の選定を求める考えを示した。選ばれた人物に2週間以内に組閣を要請する。ネタニヤフ氏は国会(定数120)で半数近くの支持を確保している。リクード側は12日、リブリン氏がネタニヤフ氏に組閣要請すべきだと主張した。

イスラエルでは19年4月以降、3度の総選挙が行われたが、いずれの選挙でも過半数を獲得する勢力はなく、連立協議も不調に終わっていた。

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