茨城・大子町、復興にコロナ禍の逆風 台風19号半年
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茨城県内にも水害を引き起こした台風19号の上陸から半年がたった。特に被害が甚大だったのが県北の大子町(だいごまち)だ。久慈川などの氾濫で浸水した住宅や医療・福祉施設は復旧が進み、鉄道網も全線再開の道筋が見えてきた。だが中小の観光業や製造業に残る傷は癒えず、新型コロナウイルスが新たな被害と不安を及ぼし始めた。高齢化が進む町で苦闘を続ける関係者の姿を追った。
3月下旬、JR水郡線で水戸駅から西金(さい...
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