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エボラ薬、新型コロナ重症者の7割改善 「見込みあり」

【ワシントン=共同】エボラ出血熱の治療薬候補だった抗ウイルス薬「レムデシビル」を新型コロナウイルスの重症感染者に投与した初期研究結果を日米欧などの国際研究チームが米医学誌に10日、発表した。投与したのは53人と小規模だが7割近くに症状の改善がみられ、チームは「決定的な結論は出せないが、見込みはある」との見解を示した。

今回は未承認薬を医師の判断で投与した研究で、日本の国立国際医療研究センターも参加した。比較対照群を設けて有効性と安全性を調べる正式な臨床試験も日本や米国、中国などで進んでおり、実用化に向けて今月以降順次発表されるそれらの成果が注目される。

1~3月、日本と欧米、カナダで入院し、酸素を補給されている重症者に、静脈注射で10日間、決められた量を投与した。53人のうち9人は日本で入院していた。大半は持病のある、60歳超の男性だった。

68%に当たる36人が酸素の補給状況が改善し、半数近い25人が退院した。7人(13%)が死亡したが、中国・武漢で入院患者の死亡率が2割強だったのに比べると低い割合だった。4分の1に腎機能低下などの重い副作用がみられた。

レムデシビルは米製薬会社ギリアド・サイエンシズが開発。目指していたエボラ熱への有効性は確認されず、世界でまだ承認されていない。

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