自社株買い、高い存在感
財務悪化リスクで減少も
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日本の株式市場で、企業の自社株買いの重みが増している。企業間の株式の持ち合い解消売りが進み、需給を引き締める効果がより強まってきた。ただコロナショックで景気が落ち込むなか、欧米では財務体質を悪化させてまで自社株買いをして株価つり上げを優先してきた企業に批判が集まっている。今後は日本企業でも二の足を踏む企業が出てくる可能性もある。
東京証券取引所によると、2019年度の投資部門別売買動向で、企業が主...
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