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大林宣彦監督が死去 映画「時をかける少女」「転校生」

映画監督の大林宣彦さん

「時をかける少女」など、広島県尾道市を舞台にした青春映画などで知られる映画監督で文化功労者の大林宣彦(おおばやし・のぶひこ)さんが4月10日午後7時23分、肺がんのため東京都世田谷区の自宅で死去した。82歳だった。お別れの会を行うが日取りなどは未定。喪主は映画プロデューサーで妻、恭子さん。

成城大在学中から自主映画を製作。大学中退後、米俳優のチャールズ・ブロンソンが「ウーン、マンダム」とつぶやく男性用化粧品のCMや、有名女優のソフィア・ローレンが出演した原動機付き自転車のCMなどが次々にヒットし、「映像の魔術師」の異名をとった。

劇場映画デビューは1977年の「HOUSE/ハウス」で、CMディレクターが映画界へ転身する先駆けとなった。その後、故郷の尾道市を舞台にした「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」が尾道3部作として人気を集めた。主な作品に「ねらわれた学園」「青春デンデケデケデケ」「異人たちとの夏」など。

地域の映像文化の浸透や後進の育成にも力をそそぎ、北海道・芦別市の「芦別映画学校」、大分県臼杵市の「風の映画学校」の校長をつとめた。またソフトな語り口でテレビのコメンテーターとしても人気を集めた。

2004年紫綬褒章、09年旭日小綬章、19年に文化功労者。肺がんで余命宣告を受けながら撮影を続け、新作「海辺の映画館―キネマの玉手箱」を完成させていた。

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