新型コロナで全市民に1万円支給 山梨・富士吉田市
山梨県富士吉田市は10日、新型コロナウイルスの感染拡大で家計や地域経済に深刻な影響が出ていることを踏まえ、全市民を対象に1人1万円の「コロナ撲滅支援金」を支給することを決めた。4月1日現在で住民登録する約4万8000人が対象で、支給総額は約4億8000万円になる。5月の臨時市議会に提出し、可決後、速やかに支給を始めたいという。

市商工振興課によると、市内の宿泊施設はキャンセルが相次ぎ、飲食店も自粛ムードの中で売り上げが減少しているという。ただ「日常生活で自粛を迫られ、不安に包まれた生活を送るなど、新型コロナによる影響は年齢や収入に関係なく幅広い」(市企画課)として、全市民を対象にした。
制限を設けずに現金で1万円とした点については「対象者を絞ると手続きや事務作業に時間がかかる。できるだけ早く支給できることや、現金の使いやすさを重視した」(企画課)としている。

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