「家庭学習も評価対象に」 休校中の学習指導で文科省通知

2020/4/10 12:23
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文部科学省は10日、新型コロナウイルス感染拡大で休校中の学習指導について、家庭学習の成果を評価に反映することなどを求める通知を全国の自治体に出した。同省が先立ってまとめた休校指針では学習に遅れのないよう家庭学習の必要性を盛り込んでいたが、保護者などからは学校と同様に勉強に取り組む難しさが指摘されていた。

文科省担当者は「子どもたちが家でも積極的に勉強するインセンティブとしてほしい」と話した。

通知では▽学校側が指導計画を踏まえ、教科書に基づく家庭学習を課す▽教材や動画などを活用した学習と教科書を組み合わせる▽学習習慣を維持するためタイムスケジュールなどを示す――などの指導方法を挙げた。その上で「学習状況や成果を確認し、学校における学習評価に反映する」ことを学校側に求めた。

学校が家庭学習の成果を把握する方法として、児童生徒に学習内容を記録させたり、登校日に小テストを実施したりすることを例示した。一方、学校教育法施行規則で定める進級に必要な「標準授業時数」には加算しないとしている。

ただ、家庭学習が(1)指導計画に照らして適切に位置づけられる(2)教員が学習状況や成果を適切に把握できる――の2点を満たし、児童生徒が学習内容を十分に身につけ、再び指導する必要がないと学校長が判断した場合、学校再開後の授業でその分野を取り扱わなくていいとする特例措置も盛り込んだ。

この措置は休校の長期化を前提としているが、文科省担当者は「現時点で明確な期間を示しているわけではない」と指摘。事実上、新型コロナによる休校を判断した学校すべてに適用されるとの認識を示した。

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