3月の米卸売物価 0.2%低下 ガソリン値下がり
【ワシントン=長沼亜紀】米労働省が9日発表した3月の卸売物価指数(最終需要向け製品およびサービス、2009年11月=100)は、季節調整済み前月比で0.2%低下した。2カ月連続の低下だが、下げ幅はダウ・ジョーンズまとめの市場予測(マイナス0.4%程度)より小さかった。前年同月比では0.7%上昇した。

製品価格が前月比1.0%低下した。ガソリンが16.8%値下がりしたため、エネルギー価格が6.7%低下し全体を押し下げた。食品は横ばいだった。一方、サービス価格は0.2%上昇した。
全体から変動の激しいエネルギーと食品を除いたコア指数は前月比0.2%、前年同月比では1.4%それぞれ上昇した。