新型コロナ理由の退学防げ 家計急変の学生、奨学金も

2020/4/9 20:26
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新型コロナウイルスの感染拡大による景気悪化のため、保護者の収入が減り、学生が大学など高等教育機関に通い続けられなくなるケースが懸念されている。4月から低所得世帯を対象に、返済不要の給付型奨学金を支給する修学支援制度が始まった。新型コロナウイルスに関連して家計が急変した場合も、基準を満たせば利用できる。

新制度は住民税非課税世帯と準じる世帯が対象。毎年春と秋の一定期間、学校を通じて申し込みをする。本人や保護者らの前年の所得が基準を満たし、さらに学ぶ意欲があると認められれば、月額最大7万5800円が支給され、入学金や授業料減免も受けられる。

災害に遭うなどした場合、3カ月以内に直近の収入を示す書類などを提出し、基準に合致していれば速やかにこの奨学金支給が始まる仕組みがある。文部科学省は3月24日付の通知で、新型コロナウイルス感染症に関しても適用を決めた。

新型コロナウイルス感染症の影響を理由に申請する場合、国や自治体の公的支援を受けた証明書や給与明細、帳簿などを提出するよう規定。以前に申し込んで対象外とされていても、再度申請できる。一部の大学などは高等教育修学支援制度の対象外となっており、注意が必要だ。

新制度による奨学金以外にも、家計が急変した場合に無利子あるいは有利子の貸与型奨学金があり、随時申請を受け付けている。文科省の担当者は「困ったら、まずは学校に相談し、学びを続けてほしい」としている。

〔共同〕

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