竹内製作所の純利益32%減の61億円、今期 新型コロナ響く
小型建設機械の竹内製作所は9日、2021年2月期の連結純利益が前期比32%減の61億円になりそうだと発表した。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に伴い、主力市場の欧米で建機の販売が落ち込む。
売上高は935億円と、19%減る見通し。新型コロナが欧米で5月下旬ごろから終息に向かうことを前提に、グループ全体の年間販売台数は20%減を予想する。地域別売上高は北米が17%減の443億円、欧州が24%減の459億円を見込む。想定為替レートは1ドル=108円、1ユーロ=118円で、それぞれ1円強と3円強の円高を計画する。
同日発表した20年2月期の連結決算は売上高が前の期比5%増の1159億円、純利益が20%減の90億円だった。19年の台風19号によるサプライチェーンの被災で、部品調達などのコストがかさんだ。

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