長野の八十二銀行、新型コロナで低金利・無担保無保証商品
八十二銀行は10日から、新型コロナウイルスの影響を受けた小規模事業者などを対象に、低金利の融資商品を取り扱い始める。審査などに伴う行内の事務を省力化し、最短で申込当日にも貸し出す。担保や保証も原則不要。新型コロナの終息が依然として見えないなか、企業の資金調達を最大限支援することで、地域経済を支える。
新商品は「コロナウイルス対策緊急特別ファンド」。運転資金用などに1社あたり最大500万円を調達できる。融資期間が1年以内の場合は0.5%の固定金利、1年超7年以内が1%の変動金利とする。通常の融資は銀行本部の審査などが必要となり、貸し出すまでに時間がかかるケースもあるが、新商品は営業店内で完結させて時間を短縮する。
新型コロナ関連の融資では災害復興特別資金も用意しており、最大3億円を借りられる。同行の企画部は「資金関連で困り事があれば、まずは相談してほしい」と話している。

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