20%、40%… ポイント競争はお得? 上限額も確認
ポイント賢者への道(160)

ポイント
2020/4/16 2:00
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前回はポイント還元「○倍」という広告表示の落とし穴を紹介しました。今回は還元の「率」について注意点をみてみます。

消費増税に伴いキャッシュレス決済のポイント還元制度ができたこともあり昨今は「20%還元」「40%還元」といった還元競争が盛んです。還元率は高いにこしたことはありませんが、その前提条件には注意しましょう。一般にキャンペーンで還元されるポイントには上限があるからです。

例えば「1回当たり500円相当まで、期間中の合計で1500円相当まで」という条件です。還元率を20%として逆算すると、買い物の支払額ベースでみて1回当たり2500円が上限となり、期間中の合計でみても還元対象は7500円に限られます。それ以上はいくら支払っても追加の還元はないのです。

支払額が1万円、2万円と増えていくほど実質的な還元率は下がっていきます。キャンペーンではいったい、いくらまでポイント還元を受けられるのか。広告をよく見るとたいてい「最大」と表記されているのでよく確認しましょう。

最近はクレジットカードで新規入会者に対して高額の還元を実施する例を多く見ます。イオンカードは5月10日まで、ウェブでの新規入会者を対象に利用額に対して20%を還元しており、還元額の上限は5000円です。

一方、楽天カードは新規入会で2000円相当、1円以上のカード利用で3000円相当のポイントを獲得でき、合計で5000円分です。同じ5000円の還元でも、20%還元の表記と5000ポイント付与でお得度が異なるような錯覚に陥りますが実際は同じです。

「還元率」だけではなく「還元額」がいくらなのか。それをよく理解したうえでキャンペーンを活用するのがよいでしょう。

菊地崇仁(きくち・たかひと)
北海道札幌市出身。1998年に法政大学工学部を卒業後、NTTに入社。社内システムやLモードの料金システムの開発などに携わり、2002年に退社。同年、友人と共に起業し、システムの設計・開発・運用を行う。06年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、11年3月代表取締役に就任。一般からプラチナまで、57枚のクレジットカードを所有。

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