日本HP、商業印刷機で新製品 デジタル化加速

2020/4/9 14:07
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日本HPは商業向けのデジタル印刷機のほか、ラベルやパッケージ用途のデジタル印刷機など新製品の説明会をインターネット上で開いた。オフィス向けのプリンターは市場の成長が見込みにくいなかで、成長領域である商業・産業印刷の領域でデジタル化を進め、事業拡大を図る。

新型コロナウイルスの感染拡大を受けてオンラインで開いた説明会では、同社の岡戸伸樹常務執行役員がビデオメッセージで「産業印刷における破壊と創造を進める」とデジタル化の重要性を強調した。商業印刷市場全体の成長は足元でマイナスだが、版を用いないデジタル印刷市場に限っては年5%以上の成長をしていると指摘した。

ポスターなど商業向けのデジタル印刷機「Indigo 100K」では、前世代品に比べて30%印刷速度を向上させ、1時間でカラー印刷を6000枚できるようにした。給紙機構を拡充し、印刷を止めずに色味を判別して調整できる機能も加えた。

このほか、ラベルやパッケージ向けの印刷機ではより厚みのある紙に対応し、印刷精度も高めた。今回発表した10機種のうち9機種は試験導入が進んでおり、2020年6月以降に本格販売する。残りのラベルおよびパッケージ向けの最新機種は22年の発売を予定している。

幅広いラインアップをそろえることで「これから新たにデジタル印刷に参入する顧客も取り込みたい」(岡戸氏)。日本HPは国内パソコン事業が堅調で、19年にはブランドとして初めてシェア1位を獲得。産業印刷のデジアル化を成長の柱の1つに掲げ、需要の取り込みを図る。(橋本剛志)

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