東海4県の街角景気、大幅悪化 リーマン後下回る

2020/4/8 19:30
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中部の街角景気が大幅に悪化している。内閣府が8日発表した3月の景気ウオッチャー調査によると、東海4県(愛知、岐阜、三重、静岡)の景況感を示す現状判断指数(DI、季節調整値)は前月比10.9ポイント低い15.3と、比較可能な2002年以降で最も低く、08年秋のリーマン・ショック後の数値も下回った。

調査は百貨店の売り場担当者やタクシー運転手、企業経営者らを対象に3月25~31日に実施した。新型コロナウイルスの感染拡大を受け「観光客が姿を消し、来店客数が3分の1に落ち込んだ」(土産物店)、「訪日外国人客はほぼ皆無になった」(高級レストラン)といった回答が並んだ。

製造業では「3月に入り受注量、販売量ともに2月比で2割落ちている」(鉄鋼業)、「大手自動車メーカーの北米の生産停止で関連会社からの引き合いがすべてなくなった」(一般機械)と厳しさを訴える回答が目立った。「部品のサプライチェーンの寸断は今よりもひどくなる」(輸送用機械)との声もある。

2~3カ月後の景況感を示す先行き判断DIは19.3と、前月比6.5ポイント低下。調査を担当した三菱UFJリサーチ&コンサルティングは「緊急事態宣言もあり4月のDIは一段と低下する公算が大きい」という。

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