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中国、新型コロナで新たな死者ゼロに

【大連=渡辺伸】中国政府は7日、中国本土で新型コロナウイルスによる新たな死者数が6日はゼロだったと発表した。衛生当局によると、1日あたりの死者がゼロになったのは1月中旬以降で初めて。中国の専門家は「都市封鎖などの防疫対策が成功した」と強調するが、米国メディアなどは統計の透明性に疑問を投げかけている。

湖北省武漢市では新型コロナによる新たな感染者や死者が減った(5日)=ロイター

中国本土の累計死者数は7日午前0時(日本時間同1時)時点で3331人。累計の感染者数は6日の同時刻から32人増え、8万1740人だった。新たに感染した32人はいずれも中国本土の外部からの訪問者だった。中国本土で新たな死者数は2月下旬まで、多いときで毎日100人を超えていたが、3月中旬以降は数人に縮小していた。

中国は1月23日、最初に感染が拡大した湖北省武漢市の交通網を遮断する事実上の封鎖措置を敷いた。衛生当局の専門家チームトップ、鍾南山氏は2月に「武漢の封鎖が5日遅かったら中国の感染者は3倍に増えていた」との推計を公表し、封鎖がある程度の効果があったとの見方を示した。

中国は1月以降、多くの都市でホテルや飲食店、企業などの営業を停止させ、住民の外出できる人数や日数も制限。北京などは海外からの訪問者に14日間の隔離を求めた。鍾氏は「素早い防疫対策が成功した」とみる。

一方で中国は3月末まで、症状がないものの陽性と確認された人を感染者数に含めずに発表していた。海外メディアなどの批判を受け、中国は4月1日から無症状の感染者数の公表を始めた。経過観察中の無症状感染者は1033人(7日午前0時時点)だが、累計人数は公表されていない。

米ブルームバーグ通信は1日、中国が感染者数と死者数を過少に申告しているとの分析を米情報機関がまとめたと報じた。これに対し中国外務省は「デマによる中傷だ」などと反発している。

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