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エアビー、約1100億円を調達 新型コロナで上場延期か

【シリコンバレー=奥平和行】民泊仲介大手の米エアビーアンドビーは6日、米投資ファンドのシルバーレイクなどから10億ドル(約1100億円)を調達すると発表した。エアビーは有力スタートアップ企業の一社で2020年に新規株式公開(IPO)するとの見方が有力だったが、新型コロナウイルスの感染拡大により延期するとの観測が出ていた。

新型コロナウイルスの感染拡大により米エアビーアンドビーへの逆風も強まっていた=ロイター

シルバーレイクに加え、米シックス・ストリート・パートナーズが資金を提供する。貸し付けと出資の組み合わせる予定だが、比率などの詳細は明らかにしていない。

エアビーは「ユニコーン」と呼ばれる有力スタートアップの一角を占め、米メディアなどによると17年時点の企業価値の評価金額は310億ドルだった。ただ、新型コロナの感染拡大により世界で外出規制などが広がり、ホテルの一時休業や人員整理が相次いでいる。エアビーも宿泊キャンセルへの対応などを迫られていた。

今回の資金調達に伴う企業価値の評価金額は公表していないが、英フィナンシャル・タイムズは今月2日、エアビーが260億ドルに引き下げたと報じていた。

新型コロナの影響が拡大し、スタートアップの資金調達の環境は悪化している。米有力ベンチャーキャピタル(VC)のセコイア・キャピタルは3月初め、投資先のスタートアップに手元資金を厚めに持つことなどを求める書簡を送った。特に利益確保を後回しにして採用などを増やしてきた企業は苦境が目立つ。

ただ、一時的な収益の悪化やそれに伴う企業価値の下落は、ファンドなどの投資家にとっては好機となる可能性もある。シルバーレイクのイーゴン・ダーバン共同最高経営責任者(CEO)は6日、「現在は接客業にとって明らかに厳しい環境だが、エアビーアンドビーは回復期には成功する好位置につけている」と説明した。

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