企業のグラウンド掘り下げて遊水地に、滋賀県が協定

2020/4/6 20:10
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滋賀県は企業の多目的グラウンドを豪雨時の遊水地として活用する治水事業の基本協定を三菱ケミカル滋賀事業所(同県長浜市)と結んだ。長浜市の米川沿いにあるグラウンド(面積1ヘクタール)を1メートル掘り下げ、流入口から導いて最大6300トン貯水する。通常時は従来通りグラウンドとして利用できる。自治体と企業が連携する治水事業は関西では珍しいという。

協定には長浜市も参加した。滋賀県が今後、測量や土質調査などを経て、事業費や工事スケジュールの見通しを立てる。整備費は国の補助金も念頭に県が負担する。

1級河川の米川は長浜市中心部の住宅密集地を流れるため、拡幅などの対策が難しい。集中豪雨により2008年に床上・床下浸水、10年と14年にも床下浸水の被害を出した。滋賀県は「8500トン程度の貯水ができれば、直近の2回の浸水被害は防げる」(長浜土木事務所)として、米川沿いに別の遊水地整備を検討する。

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