シンガポールのチャンギ空港、旅客ターミナル一部閉鎖

2020/4/6 19:21
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【シンガポール=谷繭子】シンガポールのチャンギ空港は4つある旅客ターミナルのうち、第2ターミナルを5月1日から一年半、閉鎖する。さらに第4ターミナルの閉鎖も検討する。新型コロナウイルスの拡大で旅客便が激減したのを受け、運営を縮小してコストを削減する。第2ターミナルは将来の需要回復に向け、拡大工事を前倒しする。

渡航制限で旅客便が減り、閑散とするチャンギのターミナル

空港を運営する国営のチャンギ・エアポート・グループが6日、発表した。シンガポールは国際線しかない。世界で渡航制限が広がり、同空港を拠点とするシンガポール航空グループが旅客便の能力を96%減らすなど、発着する航空機がわずかとなっていた。

同空港の旅客取り扱い能力は8500万人。第2ターミナルはその約22%を閉め、1月には能力を500万人増やす拡張工事を始めたばかりだった。完全に閉鎖することで工事に専念し、完成を2024年から1年早める。

最小の第4ターミナルも、使用中の航空会社がが休止や移動を決め次第、使用を停止する。その場合、合わせて同空港の能力の四割にあたる施設が閉鎖することになる。

チャンギはアジアの主要ハブ空港だが、2月の利用者数は中国線などがコロナで打撃を受け、前年比32.8%減少した。3月は全面的に一層落ち込んだとみられる。シンガポール政府は感染防止策を強化し、7日から生活に欠かせない産業を除く職場の閉鎖を決めており、空港内の店舗も閉店が増える見通しだ。

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