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ライブハウスや劇場「国は補償を」30万筆署名集まる

記者会見は新型コロナの感染を防ぐため、オンライン上で行われた(C)Leo Youlagi

新型コロナウイルスの感染拡大で休業を余儀なくなされ、苦境に立つライブハウスや劇場などに、国からの損失補償を求めるインターネット上の署名活動が30万筆を集めた。活動発起人のミュージシャンやライブハウス代表が記者会見し、感染拡大防止へ営業を止めるためには国からの助成が必要だと訴えた。署名は与野党の国会議員に提出された。

署名活動「#SaveOurSpace」は3月27日に開始し、31日までに30万筆以上を集めた。坂本龍一さんら多くのミュージシャンや音楽関係者らが賛同した。政府の自粛要請があった2月26日から、感染拡大が収束するまでの間、施設の維持費、従業員の給与、イベントの制作経費などの助成を国に求めている。

発起人の一人で、DJや作曲家として活動する篠田ミルさんは「感染防止のためにお店を閉めたい」とした上で「それでは日々の暮らしが成り立たない。安心してお店を閉めるための政府の支援を求める」と語った。ライブイベントが中止や延期となれば、出演者や従業員だけではなく、音響、照明などフリーランスのスタッフらにも大きな影響が及ぶ。国から助成が得られれば、支払われるはずだった報酬を渡したいという。

東京都は新型コロナを受けて休業店舗への支援制度を創設する方針だ。減収分の一部を支援金として支払う案が浮上している。発起人のDJ NOBUさんは「署名は国会議員に宛てたものだが、多くの人が意思表示をすることで政治は動かせると実感した」と語った。もっとも、十分な給付に至るまでには課題が残るとして、今後も働きかけていく。

発起人の一人のスガナミユウさん(ライブハウス店主)は「(感染拡大は)いつ収束するかわからない。経営できない期間が長引けば、どれだけ借金が必要になるのかわからない」と苦境を訴えた。

篠田さんらは今後、署名運動を通じて知り合ったミュージシャンたちと、オンラインでの音楽ライブ配信などを企画したいという。「文化は我々を人間たらしめているものであり、我々は文化の力を信じている」と力を込めた。

(北村光)

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