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アスリート、2021年へ闘志に再点火 戦略見直しも

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2020/4/8 18:00
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ウルフ・アロンは2017年に世界選手権、19年に全日本選手権を制しており、五輪に「3冠」達成が懸かる

ウルフ・アロンは2017年に世界選手権、19年に全日本選手権を制しており、五輪に「3冠」達成が懸かる

開催決定から7年の年月をかけて準備が進んできた東京五輪・パラリンピックは、新型コロナウイルスの感染拡大で2021年夏開幕(五輪7月23日、パラ8月24日)に延期された。出場切符を獲得していたアスリートは、この現実をどう受け止めているのか。佳境にさしかかっていた代表選考や強化活動はどうなるのか。

■柔道男子100キロ級 ウルフ・アロン「プラスに考えてやる」

柔道男子100キロ級で代表に内定しているウルフ・アロン(了徳寺大職)は「中止にならなかったことが良かった。プラスに捉え、あと1年何をしていくのかを考えてやっていきたい」と冷静に受け止める。

昨年12月のワールドマスターズで負傷した右膝半月板の手術に踏み切った事情もあり、準備期間が増えたと前向きだ。「選手によって(受け止め方は)違ってくるかと思うけれど、来年25歳なのでパフォーマンスが落ちる心配は全くない」とさらなる進化に自信をのぞかせる。

とはいえ、今は電車などでの移動を極力控えており、「身近なところでできることをやっている」状態。出げいこも難しく、国際大会の開催も見通せないなかで「世の中の状況がどうなっていくのか見当がつかない。選手も流れを読みながら準備していかないと」と臨機応変に対応する力が必要と痛感している。

五輪に限らず、小中学校などで休校が続くなどスポーツ自体がままならない。柔道に打ち込む子どもたちも思いやり「無理をしてやる時期じゃない。できる時になったら『やりたい』という気持ちを爆発させて」とメッセージも送った。

■パラ陸上女子走り幅跳び 前川楓「1年でレベルアップ」

リオデジャネイロ・パラリンピックで彗星(すいせい)のごとく現れ、陸上走り幅跳び(義足T63)で4位という結果を残した前川楓(チームKAITEKI)。昨年11月の世界パラ選手権では自己記録を更新して4位に入り、東京パラ出場を内定させた。延期になったが「もう1年、レベルアップする時間がもらえた」と力を込める。

フォームを改良してリオ大会では届かなかった表彰台を目指す

フォームを改良してリオ大会では届かなかった表彰台を目指す

前川が交通事故で右足を切断したのは中学3年の時。義足を装着して走り始めると、負けん気の強さと勘の良さで程なくして頭角を現した。リオ後は伸び悩む時期もあったが、昨年の世界選手権で自らの殻を打ち破ったことが自信となり、表情には明るさが戻った。

延期になったものの、東京パラの内定は維持されることが決まった。「自分ができるようになりたいこと、やりたいことはたくさんある」。大舞台への"助走距離"が長くなったことを前向きに捉えている。

目指すのは4年前のリオで届かなかった表彰台だ。今冬は空中姿勢の改善などに取り組み、手応えは十分。「練習の成果を早く試合で試したい」とうずうずしている。

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