静岡県西部の中小、新型コロナで景況感悪化 民間調べ

2020/4/6 17:11
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しんきん経済研究所(浜松市)は静岡県西部の中小企業を対象にした景気動向の調査結果をまとめた。2020年1~3月の業況判断指数(DI、「良い」とみる企業の割合から「悪い」とみる企業の割合を引いた値)は全産業でマイナス26.4で、前回調査(19年10~12月)から6.3ポイント悪化した。マイナス25を下回るのは13年3月以来。

業種別では製造業が10.9ポイント悪化のマイナス40.5だった。自動車部品は米中貿易摩擦に加え、新型コロナウイルスの感染拡大による海外工場の停止や、需要減を受けた減産が影響。20.6ポイント悪化しマイナス48となった。繊維も中国の外注先工場の停止や消費の低迷などにより、45.6ポイントの大幅な悪化でマイナス69.6だった。

小売業はほぼ横ばいのマイナス29.3。ドラッグストアなどで新型コロナ対策の商品の売り上げが伸びた一方、外出自粛による消費低迷の影響も出始めている。建設業は8.7ポイント改善の15.7だった。11四半期連続のプラス水準だが、新型コロナの影響で建材調達に懸念が生じている。

同研究所の沢柳俊睦研究員は「調査後にも新型コロナの影響は強まっている」と指摘する。感染の収束時期によってはDIがさらに大幅に低下する可能性もあるという。20年4~6月は全産業で14.2ポイント悪化のマイナス40.6と予想する。

調査は3月2~9日に実施し、623社が回答した。

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