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(銘柄診断)中外製薬、上場来高値 対コロナの治験開始を好感

6日の東京株式市場で中外製薬株が一時、前週末比515円(4%)高の1万2935円まで上昇し、株式分割考慮ベースで上場来高値を更新した。同社が開発した医薬品で新型コロナウイルスを対象とする臨床試験(治験)が始まったことが材料視された。

終値は4%高の1万2870円だった。市場の注目を集めているのは同社が開発した関節リウマチ治療薬「アクテムラ」だ。3月中旬に親会社のスイス・ロシュが米国などで、新型コロナへの有用性を確認する治験の手続きに入ると発表。ウイルス対策が強く求められる中で投資家の期待も高まった。

堅調な業績も人気の理由だ。血友病治療薬「ヘムライブラ」やロシュのがん免疫治療薬「テセントリク」が業績をけん引し、本業のもうけを示す「コア営業利益」は2020年12月期に4期連続で過去最高益を更新する見通しだ。昨年末比の騰落率では、武田薬品工業(23%安)、第一三共(2%安)に対して中外薬は28%高となっている。

もっとも、足元の「急騰」が続くかどうかには不透明さも残る。目標株価を1万3000円に設定する大和証券の橋口和明氏は「(需要が一過性の)アクテムラが持続的に貢献する可能性は低い」と指摘する。さらに上値を追うには「次の新薬の開発状況がポイントとなる」とみている。

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