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NY綿花一段安 11年ぶり安値圏 衣料品需要が低迷

2020/4/6 16:15
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米国の作付意向面積は市場予想を上回った

米国の作付意向面積は市場予想を上回った

木綿の原料となる綿花の国際価格が一段と下落している。新型コロナウイルスの感染拡大で衣料製品向けの需要が伸び悩んでいる。原油価格の下落で綿と競合する合成繊維の原料が値下がりしているのも響いている。

指標となるニューヨーク先物は1ポンド50セント前後と直近高値の2月下旬から3割弱下落し、2009年4月以来約11年ぶりの安値圏にある。

新型コロナの感染拡大で生産活動や物流が世界的に停滞。衣料・繊維関連の工場の稼働率が下がっている。専門商社は「バングラデシュやパキスタンの紡績工場には欧米からの注文の無期延期や契約キャンセルなどが相次いでいる」と話す。

世界各地で衣料品店の臨時休業や一時閉鎖が相次ぐ。商品調査会社マーケットエッジの小菅努代表は、外出制限などの中で「不要不急の衣料品購入は真っ先に削られる」と指摘する。

綿と競合する合成繊維の原料も「綿花相場の下押し材料になっている」(専門商社)という。

米農務省が3月に発表した綿花の20年の作付意向面積が1370万エーカーと市場予想を上回ったことも弱材料だ。ただ「3月発表の面積は新型コロナが深刻化する前の状況を反映しており、今後修正される可能性もある」(専門商社)。今の相場水準ならトウモロコシや大豆など他の作物へ転作が進むとの見方も多い。

ある市場関係者は「底値はまだ見えない。今回の下げは01年の米同時テロや08年のリーマン・ショックに匹敵するのでは」と指摘している。

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