オンライン診療の初診解禁 規制改革相らが首相に報告
安倍晋三首相は6日、首相官邸で北村誠吾規制改革担当相、規制改革推進会議の小林喜光議長(三菱ケミカルホールディングス会長)らと会談した。北村氏らはスマートフォンなどのビデオ通話機能を使ったオンライン診療について、受診歴がない初診患者にも認めるなどの検討状況を報告した。
小林氏は会談後、首相が報告内容に理解を示したことを記者団に明らかにした。同会議は新型コロナの院内感染を防ぐため、オンライン診療を受診歴がない初診患者にも認めるよう厚生労働省に求めていた。新型コロナウイルスの感染が収まるまでの特例措置で、電話での診療も可能とする内容だ。厚労省の指針では初診患者は対面診療が原則となっている。
首相は3月31日の経済財政諮問会議で、オンライン診療の規制緩和について規制改革推進会議でまとめるよう指示した。
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