トランプ氏、監察官解任を正当化 「ひどい仕事ぶり」

2020/4/5 8:58
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トランプ米大統領は「2兆ドル規模のインフラ投資で雇用の再建が必要だ」と主張し始めた=AP

トランプ米大統領は「2兆ドル規模のインフラ投資で雇用の再建が必要だ」と主張し始めた=AP

【ワシントン=中村亮】トランプ米大統領は4日の記者会見で、情報機関の内部監察官であるマイケル・アトキンソン氏について「彼の仕事ぶりはひどい」と語った。トランプ氏は「ウクライナ疑惑」に関する内部告発状を2019年秋に議会に通知したアトキンソン氏を解任する方針を示しており、発言は解任を正当化するものだ。

トランプ氏は告発状をめぐり、アトキンソン氏から内容の真偽を確認するための面会の申し入れを受けなかったと指摘し「彼は不正確でひどい内部告発状を議会に通知した」と批判。「彼は完全に不名誉な人物だ」と断じた。米メディアによると、トランプ氏は3日に議会に宛てた書簡でアトキンソン氏を30日以内に解任する方針を示していた。

民主党からは反発が広がった。ペロシ下院議長は4日、ツイッターで「解任は合衆国憲法や国家の安全を守る責務を全うした愛国心のある公人に対する傲慢な行為だ」と非難した。アダム・シフ下院情報特別委員長も「彼を解任する大統領こそが不名誉な人物だ」と強調した。

下院はトランプ氏がウクライナ外交を悪用して11月の大統領選で優位に立とうとしたと認定し、2019年12月に弾劾訴追した。弾劾訴追はアトキンソン氏が政府関係者から受け取った内部告発状がきっかけになっており、トランプ氏が不満を募らせていた。

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