100人超え、不安 目立つ休業、夜の街閑散
東京都で新型コロナウイルスの感染確認が1日としては初めて100人を超えた。小池百合子知事が利用自粛を求めたバーやカラオケ店などを抱える夜の繁華街は4日、閑散とし、感染拡大が止まらない状況に不安が広がった。
日本有数の繁華街、新宿・歌舞伎町は普段より人通りが少なく、カラオケ店やパチンコ店の多くが臨時休業していた。
居酒屋の男性店員(34)は店先に立ち、人の流れを心配そうに見ていた。「客は約7割減っているが、売り上げを少しでも確保するために店を開けるしかない」。都内で新たに118人の感染が出たことに「さらなる自粛につながると、ダメージは計り知れない」と声を落とした。
広場で缶酎ハイを飲んでいた東京都武蔵村山市の男性会社員(35)は、スマートフォンのニュースで100人超えを知り、驚いたという。仕事から帰宅する途中といい「こまめに消毒して感染しないように気を付けるしかない。次の電車で早く帰ります」と語った。〔共同〕