メキシコの「コロナビール」が製造停止

2020/4/4 3:22
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【メキシコシティ=宮本英威】メキシコでビール製造を手掛ける大手企業が相次ぎ、工場稼働や流通の一時停止を決めた。「コロナビール」を製造するメキシコのグルポ・モデロと世界ビール2位でオランダ大手ハイネケンのメキシコ法人が5日からの操業を取りやめると発表した。メキシコ政府は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて不要不急の産業の停止を求め、両社が応じた。

コロナはメキシコを代表するビールだ=ロイター

日本でも知られるコロナビールを巡っては、2月上旬にインターネット上で検索数が急増し、話題になった。当時はまだメキシコで新型コロナの感染が確認されていなかったが、双方の名称が似ていることで連想が働いたようだ。一時は販売が落ち込んでいるといううわさも流れていたが、会社側は否定している。

モデロは、ビール世界最大手アンハイザー・ブッシュ・インベブ(ベルギー)傘下にあり、国内に11カ所の醸造所を持つ。直接雇用は3万1千人で、世界180カ国以上に輸出している。声明文で「生産量を落とす過程にある」と説明した。

ハイネケンのメキシコ法人は同国内に7カ所の醸造所を持ち、「テカテ」や「ソル」などを手掛ける。1万6千人を直接雇用している。

地元メディアの報道によると、調査会社ユーロモニターの調べで、メキシコのビール市場の占有率はモデロが55.6%、ハイネケンは43.5%と、両社で市場を二分している。

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