住民自らが生活の足 秋田・由利本荘市が補助制度

2020/4/3 15:23
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秋田県由利本荘市は町内会などが主体となり地域の足を確保するための「乗り逢(あ)い交通事業補助制度」を創設した。制度活用の第1弾として、同市小菅野集落のボランティアによる輸送が3日、始まった。運転免許証の返納などでマイカーを持たない高齢者にとって、買い物や通院が便利になる。

集落と片道約4キロメートル離れた由利高原鉄道の前郷駅周辺を結ぶ。同駅周辺はAコープや食品・日用品雑貨店、診療所、郵便局、バス停などが集まる一方で、集落には買い物をする商店やバス停がないという。

運行は毎週火、金曜日。前日午後4時までに予約し、午前10時と午後3時に集落を出発する。帰りの時刻は利用者の意向を聞く。運賃は1往復100円。ボランティア約10人が当面マイカーを運転するが、8月ごろには市が車を無償貸与する予定。

小菅野集落は25世帯約80人が住み、65歳以上が人口に占める高齢化率は27%。市はタクシー会社への委託や運行エリアの大きさなど地域の実情に応じた補助メニューを用意。今回のケースではガソリン代など必要経費の90%を補助する。

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