ホワイトプラス、クリーニングのアプリ機能拡充 15億円調達
ネット宅配型のクリーニングを手掛けるホワイトプラス(東京・品川)は利用者向けのアプリ機能を拡充する。アプリ開発向けのエンジニアを増やし、靴や布団も受け付けられるよう事業を強化する。

このほどグロービス・キャピタル・パートナーズ(東京・千代田)、YJキャピタル(同)、ラクスルを引受先とする第三者割当増資とみずほ銀行からの融資で約15億円を調達した。
調達した資金でエンジニアの採用を進め、現在の2倍に増やす。衣類はウェブとアプリで申し込めるが、靴と布団は同社のホームページ経由で依頼する必要がある。このため靴や布団にも対応できるようアプリを改善、顧客対応力を高めスマートフォンのユーザー獲得につなげる。
ホワイトプラスは2009年の創業で、ネットで申し込むクリーニングサービス「Lenet(リネット)」を運営、累計の利用者数は35万人を超えている。
19年末にはハウスクリーニングの専門事業者と利用者をつなぐサービス「kirehapi(キレハピ)」を始めるなど、生活関連のサービスを拡充。今回の調達資金でマーケティングへの投資も進め、新たな事業展開につなげる方針だ。(斎宮孝太郎)