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横倒し惑星の謎に迫る 東工大、京大のチーム

太陽の周りを横倒しになって回る不思議な惑星「天王星」の自転軸と周りを回る衛星群の関係について、形成過程の謎に迫る研究成果を、東京工業大と京都大のチームが英科学誌ネイチャーアストロノミーに発表した。衛星には氷が存在するため、チームの井田茂・東工大教授(惑星物理学)は「地球外生命の発見に役立つかもしれない」と話している。

天王星には衛星が20個以上あり、大きな衛星は横倒しになった天王星の自転の方向に沿って動く。月はそれほど地球の自転軸に影響を受けていない。どのような経緯でそうなったのかシミュレーションで推定した。

天王星は太陽の周りを回る「公転」と、自分自身がこまのように回る「自転」もしているが、自転軸が公転面に垂直な方向から90度以上も傾いており、ほぼ横倒しの状態。地球の場合は傾きは23度ほどで、季節が生まれる原因となっている。

チームによると、地球や天王星には大きな天体が衝突した。地球では自転軸にはあまり影響は及ばなかったが、一部の岩石が飛び出して月ができた。天王星は天体の衝突で自転軸が大きく傾いた。

衝撃で水蒸気が宇宙空間に時間をかけて広がり、その後冷えて固まった。ほとんどが天王星本体に吸収されたが、遠くまで拡散して吸収されずに残った水分が氷の粒となって集合し、複数の衛星ができたらしい。

〔共同〕

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