NECが21年度に新卒500人採用、年収800万円超も
NECは2日、21年度の新卒社員の採用計画を発表した。NEC単体で20年度の入社人数とほぼ同じ500人を計画する。学歴別の初任給ではなく、役割に応じて報酬を変える「ジョブ型採用」を新卒にも導入する。優秀な人材は入社1年目でも年収が800万円を超える可能性がある。
2021年度の新卒採用の内訳は事務系が200人、技術系が300人の計画。国内の連結子会社を合わせると、グループで1500人の採用を予定する。2020年度の中途採用は2019年度から100人増え、400人を見込む。
ジョブ型採用はこれまで中途採用で導入していたが、対象を新卒にも広げる。データ分析やサイバーセキュリティー、人工知能(AI)創薬などの分野で本人のスキルと入社後の役割が合致すれば中途採用扱いで採用し、職務に応じて月収を決める。場合によっては、大卒新人が1年目に受け取る額の2倍以上に相当する年収800万円超を得られる。
(日経クロステック/日経コンピュータ 山端宏実)
[日経クロステック 2020年4月2日掲載]