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3月の投信、コロナショックでも資金流入超

3月の国内公募追加型株式投資信託(ETFを除く)の資金動向は、設定額から解約額を差し引いて約2800億円の資金流入超だった(QUICK資産運用研究所推計)。設定額が解約額を上回るのは3カ月連続。

投資対象の資産別に見ると、資金流入が目立ったのは、国内や海外の株式で運用するタイプ。新型コロナ感染拡大の影響で市場が混乱するなか、相場の流れに逆らう「逆張り」で買いが入ったとみられる。

3月に資金流入超過額が多かったファンドを個別で見ると、1位は三菱UFJ国際投信が2007年から運用するラップ専用の「ファンド・マネジャー(国内債券)」で324億円。2位はティー・ロウ・プライス・ジャパンの「ティー・ロウ・プライス 米国成長株式ファンド<愛称:アメリカン・ロイヤルロード>」で、昨年12月の設定から資金流入が続いている。

3位はアセットマネジメントOneの「日経225ノーロードオープン」。日経平均株価に連動するインデックス型で、株安を受けて「逆張り」のマネーが向かったようだ。米国株式指数に連動するインデックス型としては、三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」が201億円で6位に入った。2018年7月の設定以降、月間の資金流入超過額としては最高となる。

一方、資金流出額が大きかったのは、上位10本のうち7本がラップ口座やSMA(セパレートリー・マネージド・アカウント)といった投資一任サービス専用のファンドだった。コロナショックで相場環境が急変し、資産配分の見直しに伴う動きが広がったとみられる。

4位の「アムンディ・ダブルウォッチ」は、3月26日に基準価格が「フロア水準」と呼ぶ下値の目安まで下がり、繰り上げ償還が決まったことで月末にかけて資金流出が膨らんだ。7位には国内最大のバランス型である「東京海上・円資産バランスファンド(毎月決算型)<愛称:円奏会>」がランクイン。「円奏会」の資金流出超は18年1月以来2年2カ月ぶりとなる。

(QUICK資産運用研究所 竹川睦)

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