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20年のアジア成長率2.2% 22年ぶり低水準 新型コロナ打撃

【マニラ=遠藤淳】アジア開発銀行(ADB)は3日、2020年のアジア新興国(アジア大洋州の46カ国・地域)の国内総生産(GDP)の前年比伸び率が2.2%にとどまるとの見通しを発表した。5.2%成長だった19年から急減速し、アジア金融危機後の1998年の1.7%増に次ぐ22年ぶりの低さとなる。新型コロナウイルスの感染拡大で観光業や消費、投資が落ち込むためで下振れリスクも残る。

新型コロナの影響が、中国で感染が拡大した1月下旬から6カ月で収束する前提で各国・地域の成長率を試算した。19年12月時点では、アジア新興国の20年の成長率を5.2%と予想していたが、大幅に下方修正した。

感染拡大防止のため多くの国・地域が出入りを禁じたことが大きい。沢田康幸チーフエコノミストは「観光業がまず打撃を受け、その影響で消費全体が低迷し企業の投資も冷え込む」と指摘する。フィリピンなどの外出制限も経済活動を停滞させているという。

域内最大の経済大国である中国の20年のGDPは、2.3%増と19年の6.1%増から減速すると予想。政府への抗議活動が続いた香港は3.3%減と2年連続のマイナス成長となる。

東南アジアは1.0%増で、輸出依存度が高いタイが世界貿易鈍化の影響を受け、4.8%減とマイナス成長に陥る。これまでのところ人口に対し感染者数が少ないインドは4.0%増と、中国を逆転して経済成長のけん引役となりそうだ。

21年のアジア新興国の成長率は6.2%の大幅な回復を見込む。中国は7.3%増と6年ぶりに7%台に乗る。

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