東芝、東証1部復帰を申請 審査には数カ月か

2020/4/3 9:46 (2020/4/3 12:10更新)
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東芝は債務超過を理由に2017年8月に2部に降格した

東芝は債務超過を理由に2017年8月に2部に降格した

東証2部の東芝が3日昼、同1部への復帰を東京証券取引所に申請したと発表した。復帰できれば信用力が高まり資金調達しやすくなる。株主から早期復帰を求める声も出たようだ。ただ最短3カ月とされる審査期間は長引きそうだ。過去、不正会計で内部管理体制に問題ある特設注意市場(特注)銘柄になり、1月には子会社の架空取引も発覚。東証側が厳しく審査するためだ。

東芝は債務超過を理由に2017年8月、2部に降格していた。

東証は2月上旬、2部から1部への移行基準を緩和。監査法人の適正意見のある有価証券報告書(有報)が直近5年分必要だったものを2年に短縮した。東芝は19年3月期まで2年分については、適正意見のある有報を提出していた。

ただ、同社は1月に子会社の東芝ITサービス(川崎市)で架空取引が発覚。復帰申請には時間がかかると指摘されていた。

復帰審査は最短3カ月とされる。17年に東証2部から1部へ復帰したシャープは申請から承認まで約5カ月かかった。東芝の場合は「審査期間が長引きそう」(市場関係者)との見方が出ている。東証は基準緩和と同時に、特注銘柄に指定された企業が1部への移行申請をした場合、内部管理体制の改善状況を改めて検証するとしたためだ。

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