日産・ホンダなど、欧米の生産休止を拡大

2020/4/3 2:51
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【ロンドン=佐竹実、ニューヨーク=中山修志】日産自動車ホンダなど大手自動車メーカーは欧米の生産休止を拡大する。日産は2日、英国の完成車工場の生産を4月末まで休止すると発表した。ホンダは北米工場の休止を10日まで延ばす。新型コロナウイルスの影響で世界的に自動車販売が減速しており、追加の生産調整を行う。

日産自動車の英サンダーランド工場で生産されるSUV「キャシュカイ」(2019年10月、英北部)

日産は英北部のサンダーランド工場の稼働を3月17日から止めており、1カ月以上生産が止まることになる。6000人の従業員の大半は一時解雇となるが、英政府の雇用支援策を活用して従業員をつなぎとめ、再開に備える。

英政府は新型コロナの感染拡大を受けて外出を禁止している。政府は働くことができない労働者に対し、月額2500ポンド(約33万円)を上限に1カ月の所得の80%分を支払うことを決めた。日産はこの仕組みを活用するほか、自社でも上乗せする。

同社はスペインでもバルセロナなど3工場の操業を停止しており、3000人の一時解雇を決めている。日産は「欧州の1万5000人の従業員への政府支援に感謝する。危機が終わった後に生産を再開できる体制を整えたい」としている。

ホンダは2日、北米の生産休止を4月10日まで延長すると発表した。3月下旬から4月6日までとしていた休止期間を4日間延ばす。全米で新型コロナの感染拡大と外出制限が続いており、再開を遅らせて生産調整を続ける。

ゼネラル・モーターズ(GM)など米自動車大手3社も、3月末までとしていた生産休止を延期している。2日時点で北米の全ての工場が操業を止めており、「再開時期は未定」(GM)という。

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